地球温暖化により、世界各地で砂漠化が急速に進行しています。
ある調査によれば、地球上では毎年、四国と九州を合わせたほどの土地が砂漠化しているというのです。
その砂漠化が特に著しいのは、アジアやアフリカです。
たとえば、アフリカのサハラ砂漠周辺では、毎年約150万ヘクタールが砂漠化しています。
日本の耕地面積が約230万ヘクタールですから、毎年その65%余りが砂漠になっているということになります。
また、サハラ東部にあるスーダンでは、砂漠のへりが1日に16mずつ前進しているといわれるほどですし、サハラ周辺では、この50年間で、日本の国土面積の約1.7倍に当たる6,500万ヘクタールもの土地が砂漠化したという報告もあります。
このような地域では、当然のことながら食糧不足が発生。
過去においては、1980年代はじめ、アフリカ全域を干ばつが襲い、3,500万人の人々が飢餓に苦しみました。