環境ラベルとは、商品の環境負荷をラベルで示し、商品を買う企業や消費者に情報を与える仕組みをいいます。
環境に特に良い商品の満たすべき基準を定め、その基準にあった商品にラベルを貼ることを認める仕組みは、環境ラベルの代表です。
国などの公的機関で認証を行うしくみは各国にあり、日本では財団法人日本環境協会の「エコマーク」がそれに該当します。
「エコマーク」は特定の環境負荷に注目するわけではなく、数多くの環境負荷について基準を設けて、それに合致する商品を選んでいます。
対象をもっと限定した環境ラベルもいろいろあります。
たとえば、住宅や建築物にはそれぞれ優良建築物を示す環境ラベルが、断熱性能その他さまざまな指標を判断基準にして、それを満たしたものに貼られています。
特定の環境負荷に注目した環境ラベルにもいろいろあり、たとえば、電気製品の待機電力に注目した「エネルギースターマーク」があります。
各種業界団体も、リサイクルなどのさまざまな特性を表す環境ラベルをつけています。